暗号資産口座1200万突破、預託金5兆円超え:JVCEA統計

日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が3月5日、会員統計情報を更新した。統計によると、日本の暗号資産(仮想通貨)口座数は1月末時点で1213万8654口座となり、1200万口座を突破した。

また、利用者預託金は約5兆687億円に達し、初めて5兆円の大台を超えたことが明らかになった。

口座数が増加した背景には、暗号資産を支持するトランプ大統領の就任式が1月21日に行われたことや、ビットコイン(BTC)価格が10万9000ドルを突破して史上最高値を記録(対日本円では1700万円超え)したことなどが挙げられる。

日本国内でも取引所各社が新規顧客獲得に向けた施策を強化しており、業界全体での取引活性化の動きが口座数の増加に寄与していると見られる。

|文:栃山直樹
|画像:Shutterstock