Lukka、コンポジット・イーサ・ステーキング・レートを提供へ──CoinDesk Indicesと提携

- Lukkaは、コンポジット・イーサ・ステーキング・レート(CESR)を自社のサービスに統合。
- CESRは、イーサリアムのバリデーターが獲得した年率換算の平均ステーキングレートを算出。
- CESRは、金融機関がイーサリアムのステーキングパフォーマンスを測定するためのベンチマークを提供。
米国を拠点とするデジタル資産データプロバイダーのルッカ(Lukka)は、CoinDesk Indicesと提携し、コンポジット・イーサ・ステーキング・レート(Cmposite Ether Staking Rate:CESR)を自社のサービスに統合した。
CESRは、コンセンサスインセンティブや優先取引手数料を含む、イーサリアムのバリデーターが獲得した年率換算の平均ステーキングレートを算出。金融機関、資産運用会社、アナリストは、イーサリアム(ETH)ステーキングの相対的パフォーマンスのベンチマークとしてCESRを使用できる。
「CESRに関するコインファンド(CoinFund)との協力は、イーサリアムのステーキングにとって重要なベンチマークとなり、機関投資家に信頼できる標準化されたレートを提供する」とCoinDesk Indicesの社長であるアラン・キャンベル(Alan Campbell)氏は述べた。
Lukkaのデータプロダクト最高責任者であるダン・ハッシャー(Dan Husher)氏は、この提携は「機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)データのより高い基準」を示していると付け加えた。
イーサリアムのステーキングは、2022年9月にブロックチェーンがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)のコンセンサスメカニズムに移行して以来、急増している。現在、リキッドステーキングプロトコル全体の預かり資産(TVL:Total Value Locked)は370億ドル(約5兆4800億円、1ドル148円換算)で、ユーザーはリキッドステーキングトークン(LST)の発行を通じて、追加の利回りを得られる。
「イーサリアムのPoSへの移行により、ブロックチェーンのセキュリティは、コンピューティング能力のコミットメントから金銭的なコミットメントに変わった」とCoinDesk Indicesのプロダクトおよびリサーチ責任者、アンディ・ベーア(Andy Baehr)氏は述べた。「ステーキングレートは、イーサリアムをネットワークに預けることによる実質的なユーティリティ収益であり、アクセス可能で測定可能なため、イーサリアムへの投資判断において不可欠な要素となる」
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:CESR(CoinDesk Indices)
|原文:Lukka and CoinDesk Indices to Offer Composite Ether Staking Rate