ビットコイン戦略採用企業の転換社債に特化したETF、登場
  • REXシェアーズ(REX Shares)は、ビットコイン財務戦略を採用する企業の転換社債に特化した初のETF(上場投資信託)をローンチした。
  • マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏のストラテジー(Stratefy)社の転換社債がファンドの大半を占める。
  • ナスダック市場で0.85%の経費率で取引されるこのファンドは3月14日、2500万ドル(約37億円、1ドル=149円換算)の運用資産残高(AUM)で市場に登場した。

REXシェアーズは、バランスシートにビットコイン(BTC)を追加するために企業が発行した転換社債へのエクスポージャーを投資家に提供する、初の転換社債ETFをローンチした。

REX Bitcoin Corporate Treasury Convertible Bond ETF(BMAX)と名付けられたこのファンドは、ビットコイン購入のための転換社債発行の最大手であり、マイケル・セイラー氏がエグゼクティブ・チェアマンを務めるストラテジー社が発行する転換社債を中心に構成されている。

他の上位10銘柄には、ビットコインマイナーのマラ・ホールディングス(MARA Holdings)やライオット・プラットフォームズ( Riot Platforms)などの転換社債が含まれている。

Rexフィナンシャル(Rex Financial)のグレッグ・キング(Greg King)CEOは声明の中で、次のように語った。

「これまで、このような転換社債は個人投資家にとって手が届きにくいものであった。BMAXはそのような障壁を取り除き、マイケル・セイラー氏が先駆者となっている戦略、つまり企業債務を活用してビットコインを財務資産として取得する戦略への投資を容易にする」。

このファンドは3月14日、正式にローンチされた。総経費率は0.85%で、2500万ドルの運用資産残高でナスダック市場に登場した。

ビットコインが一晩で約8万ドルの安値から8万4000ドル超まで上昇したため、BMAXのシェアも取引開始早々に上昇した。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin-Related Convertible Bond ETF Comes to Market