S&P500が調整局面入り、ビットコインへの影響は?

- S&P500は史上最高値から10%下落し、調整局面入りした。過去、20%の調整は2009年、2019年、2020年、2022年に起きている。
- ビットコイン(BTC)は史上最高値から30%下落しており、これは過去の調整局面で見られた典型的なパターン。最近では、2024年8月の円キャリートレード巻き戻し時に見られた。
S&P500は今、史上最高値から10%下落した調整局面に入っている。さらに10%下落すれば、弱気相場入りとなる。パニックに陥るときが来たのだろうか? ビットコインが2009年に誕生して以来、S&P500は20%の調整を何度も経験している。
例えば、2008年の世界金融危機の後には60%近く急落した。2019年、ビットコインの弱気相場の中でS&P500は20%下落、ビットコインは史上最高値から85%も下落した。2020年3月のコロナショックでは40%下落、ビットコインは価値の60%を失った。直近では2022年、S&P500は25%下落、ビットコインはその1カ月後にさらに25%下落して、1万5000ドルの安値を付けた。
歴史的に見ると、S&P500の10%調整はよくあることだ。ビットコインは今回の調整で史上最高値から30%下落している。過去の強気相場の調整を見ると、こうした下落はよくあることで、直近では2024年8月の円キャリートレード巻き戻しに30%下落している。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:S&P500の推移(TradingView)
|原文:S&P 500 Enters Correction Territory, What Does This Mean For Bitcoin?