BITPOINTとOmakase、ビットコインステーキング提供へ──Babylon活用
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栃山直樹

SBIグループの暗号資産(仮想通貨)取引所BITPOINT(ビットポイント)は3月17日、ブロックチェーンバリデータ運用の技術支援を行うOmakase(オマカセ)とビットコインステーキング事業に関する基本合意を締結したことを発表した。
BITPOINTはOmakaseと共に、Babylon(バビロン)Bitcoin Stakingプロトコルを活用したビットコインステーキングサービスの共同開発を進める。
このプロトコルは、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)方式を採用しているため、従来はステーキングによる収益獲得が不可能とされてきたビットコインホルダーに対して、ステーキング報酬を提供する新たな仕組みだ。
Babylonは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)チェーン、L2(レイヤー2)、Data Availabilityレイヤーなどの分散型システムを活用することで、ビットコインを保有したまま報酬を得られる環境を実現する。
リリースによると、BITPOINTは国内No.1の年率を誇るステーキングサービスを提供している。2月には国内初となるステーキング報酬の日本円受取サービスも開始した。
一方、提携先のOmakaseは2024年3月からBabylonと提携し、テストフェーズのPhase-1では約60億円相当のビットコインがステークされ国内1位となっている。
BITPOINTはOmakaseとの共同開発を通じて、Babylon正式ローンチとなるPhase-2での商品提供開始を目指す。
また国内暗号資産取引所ではbitbank(ビットバンク)やZaif(ザイフ)も、Babylonを活用したビットコインステーキングサービス提供に向け、プロジェクトを発足させている。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから