リップルCEO、米戦略的準備金へのXRP組み入れに自信──IPOは「可能」と発言

- リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、リップル社とSECの法廷闘争が決着したことを受け、2025年末までにXRP ETFがローンチされると予想。
- リップル社と密接な関係にあるXRPは、ドナルド・トランプ大統領の大統領令によって正式に決定された計画により、ホワイトハウスが提案するデジタル資産備蓄の一部になると見込まれている。
- XRPは最近11%上昇して2.51ドルを超え、BTCとETHに次ぐ時価総額第3位のトークンとなった。
ブルームバーグ・マーケッツ(Bloomberg Markets)のインタビューによると、リップル(Ripple)社CEOのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)氏は、密接に関連するエックス・アール・ピー(XRP)をホワイトハウスが提案するデジタル資産備蓄の一部とみており、2025年末までにXRP ETF(上場投資信託)がローンチされると予想している。
ガーリンハウス氏の楽観的な見方は、米証券取引委員会(SEC)がリップル社に対する訴訟を19日に取り下げたことで終結し、両者の長年にわたる法廷闘争が決着したことを受けてのものだ。
「XRPはトゥルース・ソーシャル(Truth Social)の社長によって名指しされた。(彼は)ビットコイン(BTC)戦略的準備金と、XRPのようなものを含む暗号資産(仮想通貨)備蓄が設立されるだろうと述べた」とガーリンハウス氏はブルームバーグのソナリ・バサック(Sonali Basak)氏に語り、3月初旬にドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の大統領令によって正式化されたこの計画に言及した。
XRP ETFの承認
リップル社CEOはまた、ビットワイズ(Bitwise)やフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のような企業からSECへの申請中リストが10以上に増えていることを指摘し、2025年後半に「XRP ETF承認の波」が来ると予測した。
「私はETFに絶大な自信を置いている」とガーリンハウス氏は述べ、米国外でのXRP ETP(上場投資商品)の成功を指摘。一方、リップル・ラボ(Ripple Labs)のIPO(新規株式公開)も不可能ではない。「可能性としてはあるが、大きな優先事項ではない」と同氏は語った。
XRPは過去24時間で11%上昇して2.51ドルを超え、市場全体の上昇をリードしている。XRPはアジア時間の20日午前時点で、テザー(USDT)を上回り、時価総額でビットコインとイーサリアム(ETH)に次ぐ第3位のトークンとなった。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Ripple CEO Confident of XRP Being Included in U.S. Strategic Reserve, Says IPO is ‘Possible’