coinbook、株主変更および社名・ドメイン変更を発表──23年にニッポンアイドルトークン(NIDT)のIEO手がける

暗号資産(仮想通貨)取引所のcoinbookは3月21日、「株主変更・新代表就任ならびに社名・ドメイン変更のお知らせ」を発表した。

発表によると、2月20日にBACKSEAT株式会社が全株式を取得し、同社の完全子会社となったという。株主変更に伴い、新たな経営体制を発表している。さらに4月21日付けで、社名およびドメインを変更する。

coinbookは発表に「株主変更および経営体制の刷新は、当社の事業戦略および競争力の強化を目的とするものであり、新たなパートナーシップを通じて、業界の変化に対応しながら持続可能な成長を実現してまいります」と記している。

暗号資産を取り巻く状況としては現在、規制法の見直し(資金決済法から金融商品取引法、いわゆる金商法への移行)が金融庁の勉強会で議論されており、自民党web3ワーキンググループ(web3WG)は新しい提言で移行の必要性をアピールしている。

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金商法に移行した場合、規制が整備される一方で、取引所には今以上のコンプライアンス、ユーザー保護の仕組みなどが求められ、競争がより激化し、M&Aなどが進むと見る向きもある。

coinbookは2023年、ニッポンアイドルトークン(Nippon Idol Token、NIDT)のIEOをDMM Bitcoinとともに実施している。

|文:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:coinbookのWebサイト(キャプチャ)