中央集権型取引所におけるイーサリアム供給量、9年ぶりの低水準に
  • 中央集権的な取引所で保有されているイーサリアム(ETH)は、9年ぶりの低水準となる897万ETHを記録した。
  • コインの流出は市場での入手可能性の低下と価格の高騰につながる可能性がある。
  • 同様の傾向はBTCでも見られ、取引所で7年ぶりの低水準を記録した後、価格が高騰した。

CryptoRankとSantimentが追跡しているデータによると、中央集権型取引所に関連付けられたウォレットに保有されているイーサリアム(ETH)の数は、9年ぶりの最低水準となる897万ETHまで減少した。

これは2015年11月以来の最低水準だ。

中央集権型取引プラットフォームからのコインの流出が続けば、市場でのコインの入手可能性が低下し、価格が急騰する可能性がある。

「投資家は引き続き、ETHをコールドストレージに移しており、流動性が低下している。1月にBTCでも同様の傾向が見られ、取引所の準備高が7年ぶりの低水準に達した後、価格が急騰した」とCryptoRankは述べた

[取引所でのETHの供給量と価格。:CryptoRank、Santiment]

1月13日に中央集権型取引所で保有されているBTCの数が7年ぶりの低水準に達した後、価格はその後の数日で約9万ドルから10万9000ドル超まで上昇した。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Ether Supply on Centralized Exchanges Hits 9-Year Low