S&P500が200日移動平均線を回復、ビットコインにも追い風

- S&P500は3月10日以来初めて、200日移動平均線(200DMA)を上回り、強気の長期トレンドを示している可能性がある。
- ビットコイン(BTC)も8万5046ドルの200DMAを上抜けし、現在9万3245ドルの短期保有者実現価格という抵抗レベルを狙っている。これは歴史的に重要な強気相場指標である。
重要なテクニカル指標によれば、株価の調整は終わった可能性があり、それはビットコインにとっても良いニュースかもしれない。
3月24日に1.7%上昇し、先週からの上昇を続けたS&P500は、ここ数カ月で10%も調整した後、200日移動平均線(200DMA)を上回った。
この200DMAは、過去200取引日の終値の平均をとって算出され、市場全体のトレンドや潜在的な転換点を検証するためによく使われる。
S&P500が200DMAを最後に超えたのは3月10日で、直後に少し下落したものの、上昇トレンドを再開し、今日まで続いている。
ビットコインも歩調を合わせ、週末に200DMAである8万5046ドルを決定的に突破した後、現在8万8000ドルを超えて取引されている。
次の大きな抵抗レベルは9万3245ドルで、これは短期保有者の実現価格、つまり取引所準備金以外で保有され、過去155日以内に移動したコインの平均オンチェーン取得コストに相当する。これらのコインは、最も使われる可能性が高いと考えられている。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:長期/短期オンチェーン取得コスト(Glassnode)
|原文:S&P 500 Reclaims 200-Day Moving Average, Providing Tailwind for Bitcoin