イーサリアム、「ペクトラ」アップグレードの最終テストをHoodiネットワークで開始

- イーサリアムの「ペクトラ」アップグレードの最終テストが26日、新しいHoodiテストネットで実施された。
- テストネットワークのHoleskyとSepoliaで以前行われた2回のテストは、適切にファイナライズできなかった。
- このアップグレードは、イーサリアムにとって1年以上ぶりの最大のもので、開発者エクスペリエンスの向上と使いやすさの改善に重点が置かれている。
- 開発者たちは、約30日以内にイーサリアムのメインネットワークでペクトラを有効化する予定だが、まだ保留中。
イーサリアムの今度の「ペクトラ(Pectra)」アップグレードの最終的な実装リハーサルが26日に行われ、このブロックチェーンにとって1年以上ぶりの最大の変更が、一連の災難のあとに追加でテストされた。
テストネットワークのHoleskyとSepoliaで以前行われた2つのテストは、適切にファイナライズできなかったため、新しいHoodiテストネットでのアップグレードは注目されていた。
2つのテストのあと、開発者たちは新しいテストネットであるHoodiを作成。これは、ペクトラアップグレードをイーサリアムのメインネットに実装する前に、エコシステムのプレーヤー、特にステーキングプロバイダーにもう1度テストの機会を与えるためだ。
今回のテストには、エンドユーザーと開発者の両方にとってイーサリアムをより使いやすくするための一連のコード変更をHoodiに適用することが含まれている。これらの変更の1つは、ウォレットにスマートコントラクト機能を追加するもので、これにより、イーサリアム(ETH)以外の暗号資産(仮想通貨)で取引手数料を支払う機能など、利便性を重視した新しい機能をウォレットのソフトウェア開発者が構築できる。
テストネットはメインブロックチェーンのコピーとして機能し、開発者がリスクの低い環境で主要なコード変更を実行するために使用され、メインネットに実装する前にバグを修正する場所を提供する。
Hoodiは、ペクトラのシミュレーションを実行した3つのテストネットのうち最後のものだった。開発者たちは以前、26日にすべてがうまくいけば、ペクトラはさらに約30日間監視され、最終的にイーサリアムのメインネットで有効化されることに合意していた。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Ethereum’s Final Pectra Test Goes Live on Hoodi Network