マトリックス法によるテクニカル分析(2025/3/27)下降トレンド脱出も上昇トレンド入りはまだ?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.5。前回「2月21日からの半値戻し1320万円を抜ければ底打ち感がはっきりするか」と申し上げたが、ちょうどその水準をトライ中。
下降トレンドから脱したが、上昇トレンドに転じたとまでは言い難い状況。前回と同様「売り手は力尽きたが、買い手もあまり強くないイメージ。」ですっきりしない。
ただ、このまま横ばいでも2か月ぶりに一目の雲の下から脱出するし、史上最高値からの半値戻し1430万円を抜ければ上昇トレンドがはっきりする。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


前回「2月21日の高値からの半値戻し1320万円辺りを抜ければ、そうした不安を払拭、クリアに底打ちを確認できそうだ」と申し上げた。
そしてその水準を上髭で抜けてはいるけれど、引き続き下抜けを示唆する上昇エッジを形成しており、すっきりしない。
4時間足で見ても、ヘッドアンドショルダーを何度もトライしながら、クリアに抜けず、ダマし気味の展開を続けている。
日足で見ると、1月末からのトレンドラインを抜け、底入れはした模様だが、まだ上昇トレンドに転換したか自信の持てない展開が続いている。
好意的に解釈すれば底入れがクリアとなる1320万円近辺を上抜けする過程なのかもしれない。次の目途は史上最高値からの半値戻し1430万円辺りか。
評点:3
移動平均線

ゴールデンクロス。200日移動平均線も抜けたが、まだダマしの可能性残る。
評点:4
一目均衡表

遅行線がローソク足を上抜け3役逆転の売りサイン解消。転換線も基準線に接近している。1330万円台の雲の下限に跳ね返される可能性もあるが、うまく横ばい推移すれば約2か月ぶりに雲の下から脱出できる。
評点:4
ボリンジャーバンド

バンド横ばいで下降トレンドから脱した模様。ただ上昇トレンドには転じておらず、短期的にはバンドの上限で跳ね返される可能性も。
評点:2
MACD

ゴールデンクロス、両線上向き。
評点:5
RSI

50近辺。
評点:3
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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