ゲームストップ、ビットコイン購入のための転換社債は29.85ドル──前日終値に比べて35%のプレミアム価格
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Sam Reynolds

- ゲームストップは、13億ドルの転換社債型新株予約権付社債の私募価格を設定し、貸借対照表にビットコインを追加する準備を進めている。
- 2030年満期の転換社債は、当初1000ドルにつき33.4970株の割合で転換され、1株あたりの転換価格は約29.85ドルとなる。
- この販売が成功すれば、ゲームストップはライオット・プラットフォームズに次ぐBTCの保有企業となり、テスラを上回る。
ゲームストップ(GameStop)は、以前に発表した13億ドル(約1950億円、1ドル=150円換算)の転換社債型新株予約権付社債の私募価格を決定し、ビットコイン(BTC)を貸借対照表に計上する同社の新たな取り組みの準備を整えた。
2030年満期のゼロクーポン債は、当初1000ドルにつき33.4970株の割合で転換され、1株あたりの当初転換価格は約29.85ドルとなる。
ゲームストップは3月27日のニューヨーク株式市場で22.09ドルで取引を終え、ビットコイン債は直近の終値よりも約35%高いプレミアム価格となった。
BTC社債戦略を発表して以来、投資家が懐疑的な見方をしているため、ゲームストップの株価は27日の取引中に22%以上下落した。ライアン・コーエン(Ryan Cohen)CEOは、ビットコインへの戦略的転換を、同社の多額の現金準備を活用する手段として位置づけているが、投資家は懐疑的な見方をしている。
販売が成功し、目標を達成した場合、ゲームストップはテスラ(Tesla)を上回り、ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)に次ぐ第4位のビットコイン保有企業となる。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk Archive
|原文:GameStop Prices Bitcoin Notes at $29.85