コインシェアーズのBTCマイニングETF、今年最低のパフォーマンスを記録
  • バルキリー・ビットコインマイニングETF(WGMI)は、2025年のETFの中で最もパフォーマンスが悪く、年初来で43%下落している。
  • 保有銘柄のトップであるアイレンは、このファンドの15%のウェイトを占めているが、年初来で40%以上下落しており、ETFのパフォーマンスの悪化に大きく影響している。
  • メタルETFは、今年のトップパフォーマーの1つであり、金鉱山ファンドがトップ5にいくつかランクインしている。

コインシェアーズ(CoinShares)のバルキリー・ビットコイン・マイニング(Valkyrie Bitcoin Mining)ETF(上場投資信託)(WGMI)は、ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏によると、2025年の最悪のパフォーマンスを記録したETFであり、年初来で43%下落している。

このETFは、複数の公開ビットコイン(BTC)マイニング企業で構成されている。アイレン(IREN)は15%を占める最大の保有銘柄であり、42%下落している。コア・サイエンティフィック(Core Scientific)は14%のウェイトで48%下落し、サイファー・マイニング(Cipher Mining)は9.6%で3番目に大きな保有銘柄だが、52%下落している。エヌビディア(NVIDIA)でさえ、5%で6番目に大きな保有銘柄でありながら、今年に入って20%以上下落している。

このETFの投資戦略は、「売上または利益の少なくとも50%をビットコインマイニング事業、あるいはビットコインマイニングに従事する企業への専用チップ、ハードウェア、ソフトウェア、その他のサービスの提供から得ている企業に投資する」ことだとされている。WGMIは21の銘柄で構成され、総資産額は1億4720万ドル(約220億8000万円、1ドル=150円換算)だ。

一方、justETFによると、2025年のトップパフォーマーはメタルETFだ。金鉱採掘のETFがトップ5に複数ランクインしており、「Equity World Basic Materials DAXglobal Gold Miners ETF」は年初来で38%上昇している。

ビットコインマイナーは今年、大きな課題に直面している。ビットコインマイニングに必要な計算能力を示すネットワークハッシュレートが上昇を続け、毎秒832エクサハッシュ(EH/s)付近で過去最高値で推移しているためだ。これにより、ビットコインの価格とハッシュレートの間に著しい乖離が生じている。

その結果、マイニングの難易度もピークに近い水準で推移しており、マイナーが新しいビットコインを採掘することが難しくなっている。同時に、取引手数料も極めて低く、取引処理による報酬が依然として少ないため、マイナーの収益性はさらに圧迫されている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:CoinShares’ Bitcoin Mining ETF Is the Worst Performing Fund of This Year