BTCマイニング量、半減期後の最高を記録:AI対応を強化するRiot Platforms
  • ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)は、2025年3月のビットコイン(BTC)マイニング量が533BTCに達し、前月比13%増、前年同月比25%増を記録。半減期以降で最高の月間マイニング量となった。
  • 業界コンサルティング会社Altman Solonによると、テキサス州コルシカナ(Corsicana)にある同社施設は600MWの追加開発が可能であり、合計1.0GWの電力供給とダラスへの距離が利点となっている。
  • ハッシュレートは30.3EH/s(前月比3%増)、効率性は21.0J/THに向上、ビットコイン保有高は1万9223BTCにのぼる。

ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)は3月、好調な業績を記録、AI(人工知能)および高性能コンピューティング(HPC)部門への継続的な投資を続けている。

同社のビットコイン(BTC)マイニング量は3月、約1年前の半減期以降で最多となる533BTCを記録。前月比13%増、前年同月比25%増を記録し、ビットコイン保有高は1万9223BTCとなった。

ライオットは、AIおよびHPCで使用されるコンピューティングインフラの需要の高まりを捉えるため、コルシカナの施設の開発を「積極的に推進する」計画だと述べた。

業界コンサルティング会社Altman Solonの調査によると、コルシカナの施設はAI/HPCアプリケーション向けに最大600メガワットの追加開発が可能という。同施設のメリットとして、1.0ギガワットの安定した電力(うち400メガワットはすでに稼働中)、開発余地の大きな265エーカーの用地、AIおよびクラウドコンピューティングの主要ハブであるダラスに近接していることをあげている。

またハッシュレートは前月比3%増の30.3EH/s、前年同月比では254%増となった。総電力コストは1kWhあたり3.8セントと低く抑え、効率性は21.0J/THに向上、前年同月比22%増となった。

株価は4月4日に5.5%下落、年初からは35%下落している。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:Sandali Handagama/CoinDesk
|原文:Riot Platforms Hits Post-Halving Bitcoin Production High as It Expands AI Capacity