ビットコイン、反発から再び下落──トランプ関税延期の噂が市場を翻弄
  • 4月7日の米国での取引開始早々、トランプ関税の延期に関する憶測が市場を大きく揺さぶった。
  • ビットコイン(BTC)は7万4400ドルから回復して8万ドルを超え、ナスダックは5%近い下落から5%の上昇に振れた。
  • 関税延期の噂はホワイトハウスによって打ち消され、価格は再び反転した。

市場は4月7日、90分間にわたってワイルドに揺れ動いた。トランプ大統領が中国を除くすべての国に対する関税発動の90日間の延期を検討しているという憶測(後にホワイトハウスが否定)を受けて、ナスダックは約5%の下落から5%の上昇に振れ、その後あっという間に横ばいに戻ったのだ。

「フェイクニュースだ」と、ホワイトハウスのカロリン・リーヴィット報道官は延期の噂を否定した。

市場の変動は暗号資産(仮想通貨)にも広がった。ビットコインは7万4400ドル台から8万ドル超まで上昇した後、7万9000ドルまで後退し、過去24時間では4.3%下落した。

イーサリアム(ETH)は11%以上下落し、エックス·アール·ピー(XRP)は9.3%下落している。

市場のパニックが続く中、EUのウルズラ・フォンデアライエン委員長が「欧州は米国と交渉する用意がある」と述べ、工業製品の関税を互いにゼロにすることを提案するなど、いくつかの明るい兆しも見えている。

一方、トランプ大統領は「世界中の国々が我々と話をしている」と述べ、日本が交渉のために「トップチーム」を派遣していると主張した。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Pops and Drops as Markets Swing Wildly on Tariff News