マトリックス法によるテクニカル分析(2025/4/11)まだ下がある?底固めのやり直し【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は2.2。前回指摘したダブルトップが完成、年初来安値1125万円を割り込み、1070万円まで。今度はダブルボトムを形成したが、ダマしに終わりそう。

ここから底固めを始めるのか、まだ下があるのか、判断に悩む。弱気のサインが多いがRSIのダイバージェンスも気になる。ダブルトップとダブルボトム共通のネックライン1205万円に戻せるかがポイントか。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析
〈4時間足〉
パターン分析
〈日足〉

前回「1330万円でダブルトップが完成しそうになっており、ネックラインとなる1205万円近辺で下げ止まれるかが重要なポイント」と申し上げたが、先週末はこの水準で下げ渋ったが週明けに下回った。そして「3月11日の安値1125万円、更にダブルトップの倍返しとなる1080万円が見えてくる」とした通りの展開となり1070万円台で下げ止まった。

これで「底固めのやり直し」になり、1070万円台でダブルボトムを形成したが、ネックラインとなる1205万円をキープできず、再度やり直しとなっている。

足元では1070万円と1245万円のレンジ取引だが、ダブルトップとダブルボトムの共通するネックライン1205万円が焦点か。

評点:3

移動平均線

移動平均線

200日移動平均線に上値を押さえられてデッドクロス。両線下向き。

評点:1

一目均衡表

一目均衡表

エクスパンションで下向きのトレンドが始まった様にも見えるが、バンドウォークは解消、それほど弱い印象は受けない。

評点:2

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

エクスパンションで下向きのトレンドが始まった様にも見えるが、バンドウォークは解消、それほど弱い印象は受けない。

評点:2

MACD

MACD

デッドクロス、両線下向きだが、間隔は縮まっている。。

評点:2

RSI

RSI

売られすぎゾーンから反発、ややダイバージェンス気味。

評点:4

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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