オニキスコイン、取引高急増で150%値上がり、バイナンスが上場を発表

- オニキスコイン(XCN)の1日の取引高は2500万ドル(約29億円、1ドル=144円換算)から6億ドルに膨れ上がった。
- トークンの価格は、過去24時間で150%上昇した。
- バイナンスは4月11日、XCN先物を上場すると発表した。
モジュラーブロックチェーン、オニキス(Onyx)のネイティブトークンであるオニキスコイン(XCN)は、過去48時間に150%の上昇と、弱気な市場センチメントに逆らって大幅な値上がりを見せた。
1日の取引高は今週初め、トークンが抵抗線を越え始めるまで、平均2500万ドル程度だった。取引高は現在、6億ドルに膨れ上がり、その大半はコインベースでのものだ。
取引高の急増と、目に見える触媒がないことを受け、バイナンスは11日、XCN先物を上場させた。
他の多くのバイナンスによる上場発表とは異なり、今回の上場はトークン価格のさらなる上昇に拍車をかけなかった。これは、一部の投資家が「ニュースを売る」ことを選択し、新しい買い手と古い売り手の間に一種の均衡が生まれたことを示している可能性がある。
オニキスのネイティブトークンであるオニキスコインは、オニキスエコシステム内での支払いに使用することができ、これにはノードのデプロイも含まれる。また、ガバナンス提案への参加にも使用できる。
このトークンは3年前から取引されているが、2023年と2024年のパフォーマンスはおおむね振るわなかった。その後、今年1月になって急上昇し、11日間で0.0025ドルから0.03ドルまで値上がり。トロン(Tron)の創設者であるジャスティン・サン(Justin Sun)氏が値動きの正当性に疑問を呈した。
「オニキスチェーンは現在、重大な市場操作を行っている。彼らは多くの取引所ユーザーに深刻な損害を与えかねない高いレバレッジと約定を使用している。大手取引所はこのリスクに細心の注意を払うことを勧める」と、サン氏は1月24日にXに投稿したが、この投稿はその後削除された。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Onyxcoin Rises by 150% as Volume Explodes, Binance Announces Listing