メタプラネット、12日ぶりビットコイン購入──今年最長の購入間隔

ビットコイン(BTC)保有戦略を進めるメタプラネットは4月14日、319BTCを新たに購入し、総保有数が4525BTCに達したと発表した。これは同社による12日ぶりのビットコイン購入報告となる。

[メタプラネット開示資料より]

前回の購入は4月2日。ここから14日までの期間は、同社が2025年に入ってから行った購入サイクルとしては最も長い間隔となっている。この購入ペースの停滞は、トランプ大統領による「相互関税」政策の発動とその後の市場混乱と時期が一致している。

トランプ大統領は4月2日に「相互関税」を発動し、輸入品に最大46%の関税を課すと発表した。この発表直後からビットコイン価格は下落。その後、同月7日には関税延期の噂が流れ市場が乱高下した。

同月12日にはトランプ政権が主要テクノロジー製品を関税から除外する方針を示し、ビットコインは8万4900ドル(約1200万円、1ドル142円換算)まで回復した。

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今回のメタプラネットによる追加購入額は37億7900万円で、平均購入価格は1BTCあたり約1184万円。累計投資額は約581億4500万円に上っている。

|文:栃山直樹
|画像:メタプラネットWebサイトから(キャプチャ)