XRPの「上昇ウェッジ」崩壊は価格急落の兆候:テクニカル分析
  • XRPの価格チャートは、上昇ウェッジパターンから下落し、弱気トレンドを示している。
  • 価格は一目均衡表の雲を下に抜け、弱気な見通しを強めている。
  • 弱気トレンドを覆すには4月15日の高値2.18ドルを上回る必要がある。

決済に関連する暗号資産(仮想通貨)のエックス・アール・ピー(XRP)の目先の見通しは暗く、価格チャートは「上昇ウェッジ」の崩壊を示している。

上昇ウェッジとは、高値と安値を結ぶ2本の収束するトレンドラインで構成される。この収束は、上昇の勢いが弱まっていることを示唆している。価格が下側のトレンドラインを下回ると、弱気トレンドへの転換のシグナルとなる。

XRPは4月16日のアジア取引時間早朝に上昇ウェッジパターンから急落し、4月7日の1.60ドル付近の安値からの回復が勢いを失い、売り手が主導権を取り戻した可能性が高いことを示唆した。

テクニカル分析理論によると、アナリストは上昇ウェッジの起点を、その後の下落後の最初のサポートレベルとして特定するので、XRPは1.60ドルまで下落する可能性があるということだ。この暗号資産は、1時間足チャート上のモメンタム指標である一目均衡表の雲も下回っており、上昇ウェッジの崩壊が示す弱気な見通しを裏付けている。

[XRPの1時間足チャート。:TradingView/CoinDesk]

弱気相場を覆すために強気派が打ち破らなければならない水準は、15日の高値である2.18ドルだ。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:XRP’s ‘Rising Wedge’ Pattern Signals Price Plunge: Technical Analysis