マトリックス法によるテクニカル分析(2025/4/18)3度目の正直?いよいよトレンド転換か?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.7。前回「ダブルトップとダブルボトム共通のネックライン1205万円に戻せるかがポイント」と申し上げたが、その水準を挟んでのもみ合い推移となってしまい、すっきりしない。
ただ、RSIのダイバージェンス、MACDのゴールデンクロスと明るいサインが目立ち始め、逆に弱気サインは解消気味。
2月28日、3月11日と、これまで2度底入れに失敗しているが「2度あることは3度ある」というよりは「3度目の正直」でテクニカル的には、今度こそ底入れ、トレンド転換を予感させる。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


前回「ダブルトップとダブルボトムの共通するネックライン1205万円が焦点」と申し上げたが、一旦は抜けたものの、その水準を挟んでのもみ合い推移となっており、まだ底固めが完了したとは言い難い状況。
ここまで2月末の1165万円、3月11日の1125万円と半値戻しに失敗ないしダマしに終わり2回底固めに失敗している。今回は4月7日の1070万円でやり直しとなったが、半値戻しを抜けてはいるがダマしの可能性も燻りすっきりしない。
ただ、前回は下抜けを示唆する上昇エッジの形状だったが、今回は上抜けを示唆する上昇トライアングルの形。2度あることは3度あるなのか、3度目の正直となるのか、どちらかと言えば後者だと考える。
評点:3
移動平均線

ゴールデンクロス目前。
評点:4
一目均衡表

3役逆転継続。雲の下限に上値を押さえられているが、このまま横ばいでも遅行線がローソク足と重なりそうだし、転換線が基準線を上抜け、売りサインが解消する可能性も。
評点:2
ボリンジャーバンド

バンドウォークもエクスパンションも解消、下降バイアスは消滅した。
評点:3
MACD

ゴールデンクロス、両線上向き。
評点:5
RSI

前回「ややダイバージェンス気味」と申し上げたが、今回はより鮮明に。
評点:5
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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