ハッシュキー、アジア初のXRPファンドを設立── リップルがアンカー投資家

- ハッシュキー・キャピタルは、アジア初となるXRPを追跡するファンドの設立を発表した。
- このファンドはプロの投資家を対象とし、直接的な運用を行わずにXRPへの投資機会を提供するとともに、月次流動性を確保する。
- XRPを決済エコシステムで利用するリップルは、このファンドの早期支援者であり、ハッシュキーとの今後の金融商品開発における協業を計画している。
ハッシュキー・キャピタル(HashKey Capital)は、リップル(Ripple)のグローバルな決済インフラで利用される暗号資産(仮想通貨)、エックス・アール・ピー(XRP)のパフォーマンスを追跡するアジア初の投資ファンドを発表した。
この新ファンド「ハッシュキー・XRP・トラッカー・ファンド」は、プロの投資家を対象とし、暗号資産を直接管理することなくXRPへの投資が可能になる。現金および現物での出資が可能で、月次流動性を提供する。
リップルは同ファンドの早期支援者だ。この投資は、すでに香港上場のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の現物ETF(上場投資信託)を運営するハッシュキーとの戦略的提携を強化する。
ハッシュキー・キャピタルのパートナーであるビビエン・ウォン(Vivien Wong)氏は声明で、同社はリップルと追加の金融商品開発で提携を継続すると述べた。その一例として、XRP Ledger上でマネーマーケットファンド(MMF)のトークン化が検討されているという。
リップルのアジア太平洋地域マネージングディレクター、フィオナ・マリー(Fiona Murray)氏は、ハッシュキーとの提携は、地域内の機関投資家向けに規制された暗号資産商品の拡大を目的とした広範な取り組みの一環だと述べた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:HashKey Capital to Debut Asian XRP Tracker Fund With Ripple as Anchor Investor