ビットコイン/ナスダック比率、過去最高に近づく

- ビットコイン/ナスダック(BTC/Nasdaq)比率が過去最高に近づいている。年初からナスダックは15%下落、一方、ビットコインは6%下落にとどまる。
- 米ストラテジーは年初から6%上昇、ナスダックに連動する人気ETFのQQQ ETFは15%下落。ビットコインの相対的な強さを強調している。
ビットコイン(BTC)はナスダック100総合指数に対する比率が、歴史的な水準に近づいている。現在のビットコイン/ナスダック比率は4.96、1ビットコインの価値が、ナスダック約5単位に相当する水準になっている。ビットコイン価格が史上最高値10万9000ドル超を記録した2025年1月の過去最高比率5.08に迫る水準だ。
歴史的に、過去のサイクル(2017年、2021年、そして2025年)ではこの比率は新たな高値を更新してきた。またこれは、ビットコインがナスダックを継続的に上回っていることを示している。
さまざまな時間軸で見ると、ビットコインは米国のテック株からの乖離を広げている。年初からビットコインは6%下落、一方、ナスダックは15%下落している。2024年11月のトランプ氏の大統領当選以来では、ビットコインは30%上昇、一方でナスダックは12%下落している。
ビットコインへの積極的な投資で知られるストラテジー(Strategy)もテック株より堅調に推移している。12月23日にQQQ ETF(ナスダック100への連動を目指すETF)に組み入れられて以来、ストラテジーの株価は11%下落、一方、QQQ ETFは16%超下落している。乖離は2025年にさらに顕著になり、ストラテジー株は年初から6%上昇、QQQ ETFは15%下落している。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:BTCUSD/Nasdaq (TradingView)
|原文:Bitcoin Closing In on Historic Breakout vs Nasdaq