フロキ、ソフトバンクのパートナー企業ライス・ロボティクスと提携──AIデータのトークン化目指す

- ライス・ロボティクスとフロキは、RICE AIのプラットフォーム上で稼働するAI搭載のコンパニオンロボット「ミニボットM1」を共同でローンチする予定だ。
- フロキはTokenFiを通じてブランドやAIデータのマーケットプレイスをトークン化することで、ブロックチェーン分野の取り組みを強化している。
- AIロボティクス市場は現在220億ドル規模だが、2030年には1000億ドルまで成長すると予測されており、ライス・ロボティクスは大きな成長が期待されている。
ライス・ロボティクス(Rice Robotics)と犬をモチーフにしたユーティリティプロジェクトであるフロキ(Floki)は、間もなくRICE AIのプラットフォーム上で稼働するフロキブランドのAI搭載コンパニオンロボット「ミニボットM1(Minibot M1)」を共同でローンチする見通しだ。
フロキは、ライス・ロボティクスのブロックチェーン分野での取り組みの強化を支援する。フロキは、現実資産(RWA)トークン化に特化した姉妹プロジェクトであるトークンファイ(TokenFi)を通じて、フロキコミュニティの支援を受けながら、ブランドやAIデータのマーケットプレイスのトークン化を進めている。
フロキのチームはテレグラムでCoinDeskに対し、「AIロボティクス市場の規模は現在推定220億ドル(約3兆800億円、1ドル140円換算)であり、2030年には1000億ドル(約14兆円)に達すると予測されている。ライス・ロボティクスは、この成長性の高い業界における成長が期待できる」と述べた。
RICE AIは、エヌビディア(Nvidia)やソフトバンク、ドバイ未来財団(Dubai Future Foundation)、三井不動産、NTT、セブンイレブンなどの有名顧客を抱えるロボティクスブランドだ。今年これ以前に、アリババ起業家ファンド(Alibaba Entrepreneurs Fund)、ソウル・キャピタル(Soul Capital)、オーダシー・ベンチャーズ(Audacy Ventures)などの投資家から700万ドル(約9億8000万円)超をプレシリーズAラウンドで調達している。
RICE AIは、世界中のロボットが最高品質のトレーニングデータを購入・共有できる仕組みを構築することで、ロボットの知能向上を目指している。こうしたロボットは中央集権的な制御なしで独立して稼働し、実社会でより有用な存在となる。
暗号資産(仮想通貨)市場全体の上昇に沿って、フロキ価格は直近24時間で16%上昇している。
|翻訳・編集:林理南
|画像:Rice Robotics
|原文:Floki Teams With Softbank Partner Rice Robotics for Tokenization of AI Data