仮想通貨・暗号資産で旅行代金を支払えるTravala.comと大手宿泊予約サイトBooking.comが提携し、230ヵ国以上、9万ヵ所の宿泊先で仮想通貨決済による予約ができるようになった。
決済にはTravalaが発行するAVAトークンのほか、20の主要な仮想通貨が使える。たとえばビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、イオス(EOS)、ステラ(XLM)、バイナンスコイン(BNB)、モネロ(XMR)などだ。
2017年にできたばかりのオンライン旅行代理店
すでにBooking.comに掲載されている宿泊施設がプラットフォームに統合されており、世界中、9万カ所の目的地にある宿泊施設を予約できるという。プラットフォームに掲載される宿泊施設の数は200万件以上となり、Travalaは予約可能なホテルの数で世界最大のオンライン旅行代理店の1つとなった。TravalaのCEO、Matt Luczynski氏は「このAVAトークンのユースケースは、仮想通貨の利用拡大に向けた大きなステップだ」とコメントした。
Travala.comは2017年に設立したばかりのスタートアップだが、仮想通貨決済ができるホテル、宿泊施設を紹介することで急成長。今回のBooking.comとの提携で、世界中に200万軒以上の施設を利用できるようになり、「世界最大級のオンライン旅行代理店になった」(発表より)という。
AVAトークンは仮想通貨取引所のKuCoin(クーコイン)、バイナンスDEXで購入できる。
文・編集:濱田 優
写真:eldar nurkovic / Shutterstock.com