ZKSyncを攻撃したハッカー、10%の報奨金と引き換えに500万ドル相当のZKトークンを返還
  • ハッカーが10%の報奨金を受け入れ、盗まれた500万ドル相当のZKトークンが返還された。
  • ハッカーは「セーフハーバー」期限内に資金を返還した。
  • 回収されたトークンの行く先は、ZKsyncセキュリティ評議会が決定する。

ZKsyncは、先週の管理ウォレットのハッキングで盗まれた500万ドル(約7億円、1ドル=140円換算)相当のZKトークンが返還され、事件は解決したと発表した。

レイヤー2ブロックチェーンプロトコルのZKsyncの管理ウォレットをハッカーが攻撃し、エアドロップから未請求のトークンが盗まれる事件が発生していた。

プロジェクトはXへの投稿で、ハッカーがチームと協力し、「セーフハーバー」期限内に資金を返還したと説明した。セーフハーバーとは、セキュリティインシデント時に法的措置を回避する代わりに返還を促すための猶予期間だ。これにより、ハッカーは10%の報奨金を受け取った。

現在、トークンはZKsyncセキュリティ評議会の管理下に置かれており、ガバナンスプロセスで今後の対応が決定される。最終調査報告書は作成中で、完了次第公開される。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:ZKSync Hacker Returns $5M in Stolen Tokens After Accepting 10% Bounty