2月5日(現地時間)、ビットコインが3カ月ぶりの高値となる中、インターコンチネンタル取引所(ICE)の子会社バックト(Bakkt)の月間のビットコイン先物の未決済建玉は過去最高に急増した。
データ分析企業Skewによると、バックトの未決済建玉(ビットコイン先物契約の未決済約定数)は1300万ドル(約14億円)となり、2月3日に記録した過去最高の1200万ドルを超えた。
未決済建玉はこの2週間で550万ドルから1300万ドルへと13.6%の急激な上昇を見せた。2月5日、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のビットコイン先物の未決済建玉も2億4900万ドルと、この5カ月間で最も高い数字となった──この2週間で1億8500万ドルから34.5%上昇した。
ビットコイン価格は1月24日以来、19%上昇している。5日には9775ドルとなり、10月28日以来の高値となった。
アナリストは値動きの強さを計るために未決済建玉の動きを追っている。
未決済建玉の増加とともに価格が上昇すれば、その背景に強さがあることを示している。2つの指標(未決済建玉と価格)が逆方向の動きを示した時は、トレンドは実体に欠けることを示している。
バックトのビットコイン先物は減少傾向
一方、バックトのビットコイン先物の取引高は2019年12月18日に4400万ドル(6601BTC)を超える過去最高を記録して以来、減少傾向を見せている。
2月5日の取引高は2700万ドル、そのうち1600万ドルは現物決済型の取引となった。
しかし、CMEの取引高は堅調で、Skewが指摘したように過去2週間に7回のセッションで5億ドル以上の取引高を記録した。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
原文:Open Positions in Bakkt’s Bitcoin Futures Jump to Record Highs