「世界で最も倫理的な企業」が米シンクタンクにより発表され、銀行、保険、決済サービスなど金融・フィンテック分野から18社が選ばれた。銀行からはUSバンクやBMO(カナダ)、決済からはVISAとマスターカード、保険・生保からはマスミューチュアル、アリアンツなどが名を連ねた。2020年は21ヵ国・地域、51産業から132社が選出され、うち14社は初めて選ばれている。
エシスフィア・インスティテュートが200以上の設問から企業の取り組みを評価
選出したのはシンクタンク・エシスフィア・インスティテュート。独自の倫理指数(Ethics Quotient)にもとづき、文化、環境、社会活動、倫理、コンプライアンス活動、ガバナンス、ダイバーシティ、企業の倫理文化などに関する200以上の設問から企業の取り組みを評価している。
国別ではアメリカから101社、イギリス4社など。アジアからは日本が2社、インド2社、香港1社、タイ1社となった。日本の2社は花王(ヘルス&ビューティー)とソニー(コングロマリット)で、キヤノンはNYSE上場もあってかアメリカからの選出となっている。金融関連の選出企業は次の通り(産業カテゴリ別)。
Accident & Life Insurance
Aflac(アメリカ)
Banking
BMO(カナダ)
Old National Bank(以下すべてアメリカ)
TEACHERS MUTUAL BANK LIMITED
US BANK
Financial Services
Principal
Prudential
THRIVENT
TIAA
VOYA FINANCIAL
Insurance
MassMutual
PACIFIC LIFE
THE HARTFORD
USAA
Insurance Broker
Gallagher
Life Insurance
Allianz
Payment Services
VISA
MasterCard
このほかIBMやMicrosoft、アクセンチュアなど、ブロックチェーンを含むフィンテック事業に携わっているメーカーやコンサルなども選ばれている。
文・編集:濱田 優
画像:The 2020 World’s Most Ethical Companies Webサイトより