ナスダック(Nasdaq)は米ブロックチェーン・テクノロジー企業「R3」と提携し、同社が開発したエンタープライズ・ブロックチェーンプラットフォーム「コルダ(Corda)」を使ってデジタル資産プラットフォームを提供する。両社が4月29日に発表した。
ナスダックの参加者は、デジタル資産の発行、取引、決済、保管をサポートするために「コルダ(Corda)」を利用できるようになった、とナスダックのデジタル資産責任者ヨハン・トール(Johan Toll)氏は述べた。
コルダは、ナスダック・フィナンシャル・フレームワーク(Nasdaq Financial Framework)と統合されており、マッチングエンジン、調査、データ発見、レポーティングサービスなど、他のナスダックのサービスにも接続されている。
「R3との関係は、ダイナミックで信頼できるデジタル資産マーケットプレイスの構築をサポートするソリューションの開発におけるナスダックの重要な役割を担っている」とトール氏はCoinDeskにメールで語った。
「R3のコルダ・プラットフォームは、高度に規制された環境向けに特別に設計されており、彼らのプラットフォームは当社のテクノロジー・エコシステムに非常にフィットしている」
2019年10月、ナスダックはAIを活用した暗号資産(仮想通貨)トップ100のインデックスの提供を開始した。その1カ月前には、DeFi(分散型金融)のインデックスの提供を開始していた。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Shutterstock
原文:Nasdaq Is Using R3’s Corda for Managing Digital Assets