コインチェック、GMOコインが好決算/BTC1万ドル台──5月2日(土)-8日(金)【1週間のニュース】

前週、5月1日には改正資金決済法、改正金商法が施行され、同じタイミングでGMOコイン、DMMビットコイン、楽天ウォレットなどが金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業者として登録されたるなど、大きな変化のある週だった。今週は一転、ゴールデンウイークで目立った動きは少なかったようだ。

5月5日(火)──BTCマイニング難易度が過去最高に近づく/中国デジタル人民元まもなく?

ビットコイン半減期を前に、ビットコイン・マイニング難易度が5月5日に16.10Tとなり、3月に記録した過去最高の16.55Tに近づいた。マイニング難易度が16Tを超えたのは2回目。ビットコイン・ネットワークの演算能力は下落すると予想されている。この日はまた、中国銀行の李元総裁がネットメディア・人民網で、試験中のデジタル人民元(DCEP)が間もなくローンチされることを明らかにした。

5月6日(水)──リブラ協会CEOにHSBCリービー氏指名

リブラ協会が5月6日、HSBCの最高法務責任者であるスチュアート・リービー氏を初代会長に指名した。リービー氏は、ジョージ・W・ブッシュ大統領とバラク・オバマ大統領のもとでテロ・金融情報担当の財務次官を務めた経験を持つ。

5月7日(木)──コインチェック、GMOコインとも好決算

マネックスグループが5月7日、19年3月期の通期決算を発表。暗号資産取引所のコインチェックについては、金融費用及び売上原価控除後営業収益が38億1200万円(前年度比83.5%増)、税引前利益は2億9300万円の黒字(前年度は17億3200万円の赤字)となった。マネックスグループに入り、通期での黒字は初という。

GMOコインも決算を発表。売買代金2.6兆円(前年同期比で5倍以上の増加)、口座数は31.1万口座(前年同月末比で25%以上増加)、預り資産残高283億円(同40%以上の増加)となった。

5月8日(金)──BTC1万ドル台に

過去の事例から価格が上昇するとの声の根強い半減期を目前に控え、ビットコイン価格が5月8日、1万ドルを突破した。1万ドルの大台に乗ったのは2020年2月末以来のことだ。

文:濱田 優
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