オンラインイベント「ブロックチェーンから始まる「不動産」市場の大転換──「セキュリティトークン」から「流通のトレーサビリティ」まで」(主催:N.Avenue株式会社、メディアパートナー:CoinDesk Japan)が、6月26日(金)午後3時から開催される。
スピーカーは、三井不動産株式会社のCVC部門でブロックチェーン領域のスタートアップへの投資なども行っている能登谷寛氏、株式会社LIFULL社長室でブロックチェーン推進グループ長を務める松坂維大氏、株式会社LayerX執行役員であり三井物産デジタル・アセットマネジメント取締役を兼務する丸野宏之氏。モデレーターは、CoinDesk Japanコンテンツプロデューサーの久保田大海が務める。
「不動産✕ブロックチェーン」で市場が激変する
不動産市場は大きな変化の時期を迎えている。新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークの普及により、企業がオフィスを縮小するケースが出てきた。また日本の空き家率は2033年には約30%になるとの予測もあり、こうした市場の変化にどう対応するかが課題となっている。
不動産ビジネスにおいて、キーテクノロジーの一つになりつつあるのがブロックチェーンだ。同技術を用いてデジタル証券(セキュリティトークン)の基盤が整備され、STO(セキュリティトークン・オファリング)と呼ばれるデジタル証券で資金調達する方法に期待が寄せられている。
また不動産データを記録・管理するプラットフォームとしても、改ざん耐性のあるブロックチェーンは有望な技術と見なされており、所有・利用権や契約、流通のトレーサビリティなど、多岐にわたって技術の実用化・実証が進んでいる。
今後、ブロックチェーン技術の登場により不動産市場はどう変わるのか? 本イベントでは、不動産ビジネスを担う事業責任者が現状をレポートし、今後の市場の見通しをディスカッションする。
参加する
能登谷 寛 氏(三井不動産 ベンチャー共創事業部主事)
2016年4月より三井不動産のCVC部門である31VENTURESでファンドマネージャー業務に従事。スタートアップへの投資およびVCファンドへの戦略的LP出資を行い、戦略的なリターンとフィナンシャルなリターンの両面のバランスを取りつつ業務を遂行中。日本だけでなく、米国、英国、シンガポールおよびイスラエルへの投資を担当。投資先企業は不動産テックだけでなく、ブロックチェーン、コンピュータービジョン、サイバーセキュリティ、IoT等多岐に渡る。CVCファンドの業務以前には、三井不動産の法務部門にて不動産ファイナンス案件や東南アジアの開発案件の法務支援に従事。
松坂 維大 氏(LIFULL 社長室ブロックチェーン推進グループ長)
インターネット黎明期よりLIFULL HOME’Sを通して、不動産情報のデジタル化とオープン化に従事。近年は「ブロックチェーン×不動産」をテーマに活動を続けており、ブロックチェーンを活用した不動産情報共有PoC (2017)、分散台帳技術による不動産情報共有コンソーシアムの立ち上げ(2018)、空き家のトークン化による権利移転PoC(2019)、不動産セキュリティトークン発行PoC(2020)などを主導。
丸野 宏之 氏(LayerX 執行役員)
東京大学工学部卒。大手総合商社、ゲーム系スタートアップ(THE)ONEofTHEM,Inc.を経て、2016年にフリーランスとして独立。GooglePlayBestGame受賞(プロデューサーとして関与)、新規事業立上、グロースハック案件多数。2018年LayerXに参画。LayerXが三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と合同で設立した三井物産デジタル・アセットマネジメントの取締役を兼務。
【日時】2020年6月26日(金)15:00~16:30(予定)
【場所】オンライン(Zoom)
【URL】https://peatix.com/event/1517440/
【メディアパートナー】CoinDesk Japan
【定員】150人
【参加申込】WEBサイトから参加登録
文・編集:CoinDesk Japan
写真:N.Avenue