オンラインイベント「なぜ今『デジタル通貨』なのか?―決済、CBDC、ステーブルコイン」が、7月21日(火)午後4時から開催される。参加は無料で、btokyo membersの会員登録が必要だ。
スピーカーは、電子マネー「Edy(エディ)」(現・楽天Edy)立ち上げに関わり現在はカンボジアの中央銀行デジタル通貨「バコン(Bakong)」を開発するソラミツ代表の宮沢和正氏、スマホ決済アプリ「PayPay」の立ち上げを経験して現在はディーカレットでCTO兼デジタル通貨の事業責任者を務める白石陽介氏、GMOインターネットでビットコインマイニング事業に取り組んだ後にステーブルコイン「GYEN(ジーエン)」の立ち上げをリードする中村健太郎氏の3人。モデレーターは、CoinDesk Japanコンテンツプロデューサーの久保田大海が務める。主催はbtokyo members、CoinDesk Japanがメディア・パートナーを務める。
注目が集まる「デジタル通貨」の最新動向
今、新たなトピックとして「デジタル通貨」に注目が集まっている。
2019年6月、米フェイスブックがデジタル通貨「リブラ」の構想を発表すると、中国は対抗するかのように「デジタル人民元」の開発を公表。世界各国で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を研究・検討するなど動きが活発になった。
2020年になり、さらに暗号資産やブロックチェーン技術を活かしたステーブルコインやプログラマブルマネーなどが登場するなど、「デジタル通貨」は国やグローバル企業を巻き込み、フィンテックの新たなトレンドとなりつつある。
今後「デジタル通貨」は、決済・送金や電子マネーなどの金融領域をはじめ、ビジネス全体にどのような影響を与えるのだろうか? 本イベントでは、デジタル通貨に携わる宮沢氏、白石氏、中村氏の3人を招き、最前線で行われている開発状況を共有した上で、「新たな経済圏」の未来を考える。
参加する
宮沢 和正 氏(ソラミツ代表取締役社長)
1980 年東京工業大学大学院卒(経営工学修士)、ソニー入社。ソニー パーソナルファイナンス事業部企画室長、ICカード事業部総合企画室統括部長などを歴任。2001 年にビットワレット 執行役員企画統括部長に就任し、電子マネー「Edy」を創業。同社常務最高戦略責任者を経て、2010 年に楽天Edy株式会社 執行役員企画室長など。2008年、金融庁 金融審議会委員。2017年 ソラミツ 最高執行責任者(COO)、2020年4月より現職。ISO/TC-307 ブロックチェーン国際標準化日本代表委員を兼任。
白石 陽介 氏(ディーカレットCTO)
2005年インターネットイニシアティブ(IIJ)入社。2010年SBIグループへ出向。外国株式及びデリバティブシステム刷新を担当。2012年ヤフー株式会社入社。Y!mobile、Yahoo!マネーなどの立ち上げを経て、決済プロダクトの統括責任者に就任。PayPayを立ち上げる。2019年より株式会社ディーカレットにCTOとして参画。デジタル通貨事業を統括。
中村 健太郎 氏(GMOインターネット GYENプロジェクトリーダー)
大手クレジットカード会社、音楽配信サービスナップスタージャパンを経て、2008年にGMOインターネット株式会社入社。2011年より米国サンフランシスコに渡り、ゲーム事業に立ち上げや、広告事業、ドメイン事業等の欧米におけるビジネス開発に従事。2018年にGMO-Z.comスイス法人CMOに就任し、ビットコインマイニング事業の立ち上げに参画。2019年より米国ニューヨークにて、ステーブルコインGYEN(円ペッグ)及びZUSD(ドルペッグ)の立ち上げを遂行中。
【日時】2020年7月21日(火)16:00~18:00(予定)
【場所】オンライン(Zoom)
【URL】https://www.btokyo-members.jp/499
【メディア・パートナー】CoinDesk Japan
【定員】200人
【参加申込】btokyo membersサイトから会員登録の上で参加登録
文・編集:CoinDesk Japan
写真:N.Avenue