時価総額の低い50の暗号資産(仮想通貨)で構成される指標、いわゆる「シットコイン・インデックス(Shitcoin Index)」が年初から上昇を続け、過去最高を記録した。
デリバティブ取引所の「FTX」が2019年に開始した同指標は7月13日、過去最高の1065ドルをつけ、年初から114%上昇。
・今月8日には初めて1000ドルを突破。
・1日あたりの取引高は低く、過去1カ月は1000万ドルを下回ったが、CoinGeckoのデータによると、建玉(未決済の契約総数)はこの1週間で43%増加。
・「この1カ月、『ロビンフッド・ラリー』の勢いは暗号資産に流入したようだ。主要暗号資産が小幅な値動きを続ける一方で、規模の低い暗号資産の人気が高まっている」と2019年8月にインデックス先物を開始したFTXのサム・バンクマン-フライド(Sam Bankman-Fried)CEOは述べた。
・同インデックスには、グリン(grin)、シータ(theta)、ビットコインゴールド(BTG)、ナノ(nano)、アードール(ardor)を含む50の暗号通貨が含まれている。
ロビンフッド・ラリー:「ロビンフッド」はアメリカの若い世代に人気の株取引アプリ。同アプリを利用して株式投資を行う個人投資家が過去数カ月にわたり増加し、株価上昇の一因となったと言われている。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:TradingView
原文:Vulgar Crypto Index (Rhymes With ‘Bitcoin’) Hits All-Time High