米著名人や大手企業が被害を受けたツイッターアカウントの大規模乗っ取りを巡って、日本のウォレットから4万ドル相当のビットコインがハッカーに送信された可能性がある。米暗号資産調査会社のチェイナリシス(Chainalysis)への取材で分かった。
チェイナリシスは今回のハッキングに関して4つの暗号資産用アドレスを監視していると話す。そのうちの一つは、375件の取引で12万ドル相当のビットコインを受け取り、二つ目のアドレスは100件の取引から6700ドル相当のビットコインを受信した。三つ目はリップル(XRP)のウォレットで、これまでに受信した形跡はないという。
今回の騒動との関連性はまだ定かではないが、四つ目のウォレットは5ビットコインを受け取っており、チェイナリシスは「このウォレットについての手がかりを見つけるため、顧客と協力して調査活動を続けている」と同社広報担当者は述べた。
チェイナリシスによると、日本のウォレットから4万ドル相当のビットコインがハッカーらに送られた可能性があるという。詳細は分かっていない。同社の調査では、現在までに換金されたビットコインはないという。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Maddie Kennedy/Chainalysis
原文:Chainalysis Says Bitcoin Scammed From Twitter Users Is ‘On the Move’