検索・eコマース大手のヤフー、キャッシュレス決済のPayPayをグループに持つZホールディングスは7月31日、2020年秋以降、ZHDの傘下または出資する金融事業会社6社の社名やサービス名を「PayPay」ブランドに変更・統一することを明らかにした。Zフィナンシャルと共同で発表した。
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発表によると、クレジットカード事業のワイジェイカードは、PayPayカードに社名を変更。サービス名は「Yahoo! JAPANカード」を継続し、新たに「PayPayカード」を追加する。
ネット銀行のジャパンネット銀行は「PayPay銀行」に、オンライン証券のOne Tap BUYは「PayPay証券」に、YJFX!は「PayPay FX」に、それぞれ社名・サービス名とも切り替えられる。
このほか、ワイズ・インシュアランスは社名をPayPay保険サービスに変更、Yahoo!保険というサービス名は「PayPay保険」になる。アストマックス投信投資顧問は社名がPayPayアセットマネジメントになり、同社の投信Yjamが「PayPay投信」に変更される。
ヤフーとPayPayはこれまでにも連携を強めており、ヤフーが提供するオンラインサービスにPayPay決済を導入したり、PayPayボーナスライトなどの特典を付与したり、さらにPayPayフリマ、PayPayモールを始めたりしている。
決済以外の銀行やクレジットカード、保険など、ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社が提供する金融サービスも「PayPay」ブランドに統一、金融事業をより成長させたい考え。
社名変更は、各社の株主総会で承認可決されること、必要に応じて所管の官公庁による許認可などが得られることを条件として実施される予定。
文・編集:濱田 優
画像:Zホールディングス リリースより