マイニング機器に19億円──ビットコインの高値継続でも厳しい事業環境

ライオット・ブロックチェーン(Riot Blockchain)は日々難易度が増すビットコインマイニング業界で生き残るため、8000台の機材「S19 Pro Antminer」を購入した。その費用は1770万ドル(約18億8000万円)にのぼる。

マイナーはビットコインの価格上昇を好機と捉えようとする一方で、大規模な設備投資に迫られている。

ライオット・ブロックチェーンが追加購入した機器が2021年4月にフル稼働すると、マイニング機器は1万5040台に増え、ハッシュレートは1.45エクサハッシュ/秒に達する。設備増強に伴い、47メガワットの電力を消費することになるという。

マイニング機器メーカーのBitmainは、2021年1月から月に約2000台のS19 Pro Antminerの納品を開始する予定だ。

「現在の機器配備スケジュールで行けば、今の状況に基づくと、我々は2020年後半にはキャッシュフローがプラスになると考えている」とレモ・マンシーニ(Remo Mancini)会長は声明で述べた。

翻訳:石田 麻衣子
編集:増田隆幸、佐藤茂
写真:CoinDesk archives
原文:Riot Supercharges Mining Ops With 8,000 More Bitmain Rigs as Bitcoin Price Soars