インドのテクノロジー大手、テックマヒンドラ(Tech Mahindra)が、アマゾンのブロックチェーンを活用して、航空会社や通信企業などグローバル企業向けのサービスを開始する。
テックマヒンドラは9月7日、アマゾンの「Amazon Managed Blockchain」上に開発する独自のサービスを、Amazon Web Services(AWS)を利用する企業に提供すると発表した。
現地のエコノミック・タイムズの報道によると、テックマヒンドラは航空、通信、ヘルスケアのサプライチェーン向けにソリューションを開発し、今後1年で石油・ガス、製造業をはじめとする業界にも展開する計画だ。
新型コロナウイルスの感染拡大下、多くの企業にとって、サプライチェーンの継続性の確保が大きな焦点となっていると、テックマヒンドラのラジェシュ・ドゥドゥ(Rajesh Dhuddu)氏は述べる。
「AWSとの協業は、将来の感染拡大への備えをサポートし、グローバルサプライチェーンを運営する企業におけるポストコロナの成長を加速させ、企業間の壁を取り除く」(ドゥドゥ氏)
調査会社フォレスター(Forrester)がまとめたレポートによると、コロナの感染拡大の影響で、サプライチェーンや物流に関連したブロックチェーンベースのプロジェクトの開発が加速しているという。
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Tech Mahindra to Offer Blockchain Solutions on AWS