クラファン国内最大手のCAMPFIRE、「PayPay」を導入──ユーザー拡大にスマホ決済

国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE(キャンプファイア)」を運営するCAMPFIREが、キャッシュレス決済の「PayPay(ペイペイ)」を導入する。モバイル決済の利用者が増えるなか、利用者が手軽にクラウドファンディングを通じてプロジェクトに支援できる環境を整えていく。

ユーザー(支援者)がプロジェクトを支援(購入)する際の決済手段を広げるため、CAMPFIREは9月10日からPayPayを導入する。同社が9日に発表した。

クラウドファンディングには寄付型や融資型、株式などによる出資で配当を受け取る株式型、物品やサービスを受け取る購入型などがあるが、国内におけるその利用者は増加傾向にある。CAMPFIREはサービスを開始した2011年以来、4万件を超えるプロジェクトと支援者を繋げ、累計支援者数は340万人を超える。

全国に導入店舗のあるPayPayと連携することで、CAMPFIREはクラウドファンディングを通じて形成されてきた顧客との継続した関係づくりを支援していくという。PayPayは2018年10月にサービスをスタートさせ、登録ユーザーの数は現在3000万人を超える。

発表文によると、今回のPayPay導入は購入型プロジェクトに限定される。また、法人格を有するプロジェクトオーナーに限られるが、今後は個人のプロジェクトでもPayPayの利用が可能になる。

編集:佐藤茂
画像:CAMPFIREの発表文より