11月に東証に上場を予定している5社(アララ、MITホールディングス、ジオコード、クリーマ、バリオセキュア。TOKYO PRO Market除く)の情報を確認しておこう。
アララ──キャッシュレスとメッセージングの2サービスが柱
アララ <4015> は2006年設立、旧名はレピカ。現在はキャッシュレスサービス事業(repica point+plus)、メッセージングサービス事業、データセキュリティサービス事業などを展開している。電子マネーやポイントのソリューションサービスを提供するキャッシュレスサービスは、スーパーマーケットなどが顧客。メッセージングサービスは、大量にメールを配信する企業やeコマースサイト、地方公共団体などに提供している。この2つのが売り上げの柱となっている。
・上場日 11月19日(マザーズ)
・発行済株数 612万5400(上場時、公募分含む)
・公募株数 38万1,100
・売出株数 41万2,000(オーバーアロットメント 11万8,900)
・主幹事 SMBC日興証券
仮条件提示日は11月2日、ブックビルディングは11月4〜10日。公募価格決定日が11月11日、申込みは11月12〜17日。
MITホールディングス──システム開発企業など傘下に持つ
MITホールディングス <4016> はシステム開発、運用保守などの企業を傘下に持つ。システムインテグレーション事業は、東日本ではシステムイオ、西日本ではNetValueが展開。このほかにも認証、CAD、ドローン、デジタルカタログなどの事業も展開している。
・上場日 11月25日(JASDAQスタンダード)
・発行済株数 199万1600(上場時、公募分含む)
・公募株数 25万
・売出株数 30万
・主幹事 SBI証券
仮条件提示日は11月4日、ブックビルディングは11月6〜12日。公募価格決定日が11月13日、申込みは11月16〜19日。
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ジオコード──営業支援ツールなどを提供
ジオコード <7357> はWebマーケティング事業とクラウド事業を展開する。WebマーケティングではSEO対策、リスティング広告運用、Web制作を提供。クラウド事業の主な商材は勤怠管理・交通費・経費精算ツール「ネクストICカード」と営業支援ツール「ネクストSFA」。
・上場日 11月26日(JASDAQスタンダード)
・発行済株数 247万(上場時、公募分含む)
・公募株数 42万
・売出株数 25万(オーバーアロットメント 10万500)
・主幹事 いちよし証券
仮条件提示日は11月5日、ブックビルディングは11月9〜13日。公募価格決定日が11月16日、申込みは11月17〜20日。
クリーマ──ハンドメードのマーケットプレイスを運営
クリーマ <4017> は「ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営、およびクリエイターの支援を行っている。2016年7月からは中国語版も提供している。2020年8月にはタレントの千秋さんが創業した「ハローサーカス」の事業を譲り受けている。
・上場日 11月27日(マザーズ)
・公開株数 608万9,000(上場時、公募分含む)
・公募株数 11万3,000
・売出株数 155万9,700(オーバーアロットメント 16万7,200)
・主幹事 SBI証券
仮条件提示日は11月9日、ブックビルディングは11月11〜17日。公募価格決定日が11月18日、申込みは11月19〜25日。
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バリオセキュア──ネットワーク・監視システムの運用
バリオセキュア <4994> は、ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスを提供している。具体的には、ネットワークセキュリティ機器の販売、ネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供を行っている。上場は2月に承認され、3月の予定だったが新型コロナウイルスの影響で延期していた。
・上場日 11月30日(2部)
・公開株数 372万6,600(上場時、公募分含む)
・公募株数 0
・売出株数 236万5,000(オーバーアロットメント 35万4,700)
・主幹事 野村證券
仮条件提示日は11月11日、ブックビルディングは11月12〜17日。公募価格決定日が11月18日、申込みは11月19〜25日。
プロ投資家マーケットであるTOKYO PRO Marketに上場する企業は、北海道歯科産業 <7693> で、11月16日に上場。担当J-Adviserは日本M&Aセンター。
文:CoinDesk Japan編集部
編集:濱田 優
画像:Shutterstock.com