三井住友銀、住宅ローンのネット申し込みサービスを効率化
三井住友銀行は11月5日、住宅ローンのインターネット申込サービスのリニューアルを実施したことを発表した。事前審査の申し込みの際に必須としていた申込情報の入力項目を見直し、必要な項目数を最大33%削減したという。
申し込み時に利用者が「SMBC住宅ローンマイページ」を開設することで、申し込み情報の入力途中での情報保存や必要書類の提出がいつでも可能になる。審査状況や銀行からの通知もこのマイページで確認することができる。業務プロセスも見直し、利用者と銀行の間での書類の受け渡しをペーパーレスで行い、審査の高速化を実現したい考え。今後は、新しいスマートフォンアプリ「住宅ローン審査申込」を2020年11月下旬に公表する予定。
ソニー銀、投資型クラファン「Sony Bank GATE」のデータ公表。利用者は預金額・投信残高が全体の3倍以上
ソニー銀行は11月6日、3周年を迎えた投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」の顧客データを発表。顧客の7割が40代~ 50 代で、投資口数は平均「2.3 口」で、金額換算では「約12万円」であること、募集金額 1,000万円達成までの日数は平均「2.3日」であること、取引動機は「チャレンジャー応援」が最多で約 6 割であること、そして同サービス利用者の円・外貨預金、投資信託の総残高の平均は、口座全体と比べ「3 倍以上」であることなどを明らかにした。Sony Bank GATEは2017年 8月にスタート。調査は2020年 7月、8 月、10月に実施した。
農業ベンチャーの新ファンドを募集
同行はまた、11月2日から「Sony Bank GATE」で新たにファンドの募集を始めた。営業者は株式会社くしまアオイファーム。さつまいもの生産・加工・販売を一貫して行う、農業ベンチャー企業で、海外販売の強化のため、新たな品種や栽培法の開発に取り組み、海外現地生産を視野に入れ、世界一のさつまいも企業を目指すという。
Sony Bank GATE では、当事業への出資を 1 口 5万円、目標募集金額 1000万円で募集している。
大統領選で株高、ビットコイン高が進む 東証終値は29年ぶりの高値、BTCは160万円台に
米国現地時間11月3日に投開票が行われた大統領選は、勝者がなかなか決まらず、長期化の様相を呈している。だが11月4日以降、米国株式市場や暗号資産市場はポジティブな動きを見せており、ビットコインはむしろおよそ3年ぶりの高値を付けている。
11月6日の東京株式市場は、日経平均株価が4営業日連続で上昇。終値は前日比219円95銭高の2万4325円23銭で、これは1991年11月以来、29年ぶりの高値。バブル崩壊後の終値ベースでの最高値は2018年10月2日の2万4270円だった。ビットコインも11月5日深夜に1万5000ドル台に乗せ、6日朝には1万6000ドル台をうかがう水準にまで急伸している。円ベースでは160万円台に載せている。
米国市場は11月3、4日とも株価が上昇。法人税の増税や企業への規制強化などの懸念が後退したことなどが背景にあると見られる。混乱が長期化することはリスク要因でしかないが、いずれのトランプ、バイデン両候補のいずれが選ばれても金融緩和が継続されると見られている。コロナ後の社会に向けた立て直しのための景気対策も期待されていることもあるだろう。
11月6日の注目企業ニュース JAL、トヨタ自動車ほか
・日本航空は1679億円の公募増資を実施すると発表。
・読売新聞グループ本社、よみうりランドにTOB、1株6050円。
・トヨタ自動車は6日、2021年3月期の業績予想(国際会計基準)を上方修正、純利益が1兆4200億円、連結営業利益が1兆3000億円になる見込みと発表した。1兆円台の黒字確保の見通しとなった。
文:CoinDesk Japan編集部
編集:濱田 優
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