機関投資家、ビットコイン購入の勢い強める:JPモルガン

JPモルガン・チェースのアナリストは直近のレポートで、機関投資家が第4四半期に速いペースでビットコインに資金を投下していると指摘した。コモディティ(商品)投資顧問業者のような資産運用会社よりもビットコインの価格動向に影響を与えている可能性があると述べている。

11月20日付レポート「Flow & Liquidity」では、機関投資家がビットコインを長期投資と捉えているとしている。その証拠として、顧客のほとんどを機関投資家が占めるグレースケール・ビットコイン・トラスト(投資信託)の第4四半期の成長をあげた。

個人顧客は第3四半期にスクエア(Square)のCash Appを利用して、16億ドル相当のビットコインを購入。これはグレイスケールのビットコイン・プロダクトへの投資額の約3倍にあたる。

第4四半期、グレイスケール・ビットコイン・トラストは第3四半期の3倍の規模になっている。スクエア顧客のビットコイン購入額についての第4四半期のデータはまだない。

JPモルガンは同レポートで、コモディティ投資顧問業者(CTA)などの市場での役割は機関投資家に比べて小さくなっていると見ている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:More Institutions Are Buying Bitcoin, Say JPMorgan Analysts