リップル(XRP)販売31%増:2019年1-3月

サンフランシスコに拠点を置くブロックチェーン決済スタートアップ、リップル(Ripple)は、2019年の1月-3月期の同社の仮想通貨リップル(XRP)販売高が31%増加したと発表した。

2019年4月24日(現地時間)、同社は、2019年第1四半期に販売したXRPの総額が1億6942万ドル(約189億5600万円)に上ったことを発表した。前四半期の販売高は1億2903万ドル。

同社によると、2019年第1四半期における企業向け直接販売の総額は、前四半期から54%増の6193万ドル。プログラマティック販売の総額は1億749万ドルで前四半期の8888万ドルから21%増加している。

全てが良いニュースというわけでもない。2019年第1四半期におけるXRP世界取引額は、昨年第4四半期の548億2000万ドルから約2%減少し、538億5000万ドルとなった。

また、前年同期比で見ると、XRPの販売高は大幅には増加していない。2019年第1四半期の販売高は、2018年第1四半期の1億6770万ドルからわずか1.03%しか成長していない。

同社は、2019年第1四半期に、XRPをロックアップしているエスクロー(第三者預託)口座から30億XRPをリリースし、23億XRPを新たなエスクロー契約に戻したと述べている。「エスクローに戻されなかった残りの7億XRPは、XRPのエコシステムを支えるためのさまざまな用途に使用されています」と同社は説明している。

XRPは時価総額第3位の仮想通貨。リップルのデータによると、XRPを扱う取引所は2019年第1四半期に19社増え、現在は約120社。

2019年の1月から3月期におけるXRPのボラティリティは、2013年の第4四半期以来2番目に低かった。また同社は、「30日リターンのローリング・ボラティリティは、今四半期を通して着実に低下してった」と付け加えている。

翻訳:Yuta Machida
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:XRP image via Shutterstock
原文:Ripple Says Sales of XRP Cryptocurrency Grew 31% in Q1