スーパーマーケットにキオスク端末を展開する企業、コインスター(Coinstar)は、端末でビットコインを購入できるサービスの提供をアメリカ19州2000カ所以上に拡大する。
現金によるビットコイン購入を可能とするブロックチェーンスタートアップ、コインミー(Coinme)との提携によって実現された同サービスは、当初70カ所のキオスク端末でのみ提供されていた。しかし、この度約2100カ所で利用可能となることをコインミーが2019年4月23日(現地時間)に発表した。
コインミーとコインスターがキオスク端末で米ドル紙幣でビットコインが購入できるサービスを初めて発表したのは2019年1月のこと。当初同サービスは、スーパーマーケットチェーンのアルバートソンズ(Albertsons)およびセーフウェイ(Safeway)の一部店舗に設置されたキオスク端末でのみ提供された。プレスリリースによると、今後はジュエル(Jewel)、ショーズ(Shaw’s)、セーブ・マート(Save Mart)などのスーパーマーケットの一部店舗でも利用可能となる。
コインスターのCEO、Jim Gaherity氏は、同社のキオスク端末でビットコインが購入できるようになったことに対して「極めてポジティブな」反応が見られたと述べている。
最初のローンチ後、コインミーの新規ユーザー数は前週比15%した。また2019年第1四半期は、「コインミーの5年にわたる歴史の中で最も好調な四半期の1つ」だった。2018年第1四半期と比較して、取引量には92%の増加、処理されたトランザクション数には109%の増加が見られた。
「コインミーとコラボレーションすることができて非常に嬉しいです。今後数か月は、新たな市場に拡大し続けていきたいと考えています」とGaherity氏は付け加えている。
翻訳:Yuta Machida
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Image via Ijon / Wikimedia Commons
原文:2,000 More US Grocery Stores Enable Bitcoin Buying at Coinstar Machines