世界最大級の投資信託会社フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)のアビー・ジョンソンCEOは、同社が運営するビットコインのカストディ事業(保管・管理サービス)は「信じられないほどの成功」を収め、「相当数の顧客を集めている」と述べた。
投資メディアの「バロンズ(Barron’s)」のインタビューで同氏は、この分野は急速に発展しており、すべてを把握することは難しいと指摘した。そして、この分野で長く語られてきたことが今では現実になり始めていると語った。
2016年にビットコインのマイニングを始めたフィデリティは、旧来の世界と暗号資産(仮想通貨)を結びつける取り組みを続けてきた。「法定通貨と暗号資産の取引を簡単にするための環境を整えることは、今起きていることであり、取り組みが進展していることをうれしく思う」とジョンソンCEOは述べた。
「当初、ビットコインのカストディに注力するかと尋ねられたら、『まさか』と言っていただろう。しかし、実際にはカストディサービスが必要になる。個人がアドバイザーを雇って、資産運用を検討する際には、カストディサービスというものが必要になる」
翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Fidelity’s Custody Business Around Bitcoin ‘Incredibly Successful’: Johnson