マイクロソフトとEY(アーンスト・アンド・ヤング)は、「Xbox」のゲームパートナー、アーティスト、コンテンツクリエーターの権利やロイヤリティ契約を管理するためのブロックチェーンプラットフォームを拡張し、契約から支払い、照合までを網羅する財務システムを提供すると発表した。
12月14日に発表されたこの取り組みは、ブロックチェーンベースの財務システム導入の最大のケースになるという。新規契約の作成には、マイクロソフト・アズール(Azure)のAI(人工知能)を使用し、契約作業のデジタル化を実現する。
発表によると、システムは膨大な取引量でのソフトウエア・アプリケーションのパフォーマンスを測定する「負荷テスト」を完了しており、1日に200万件の取引を処理することができるという。
「ブロックチェーン技術とスマートコントラクト技術を活用したパートナー決済の第1段階となる」と、マイクロソフトのグローバル・ファイナンス・オペレーションのゼネラルマネージャー、ルーク・フェウェル(Luke Fewel)氏は述べた。
同氏によると、システムは、拡張性を高め、膨大な手作業による負担を削減することで、マイクロソフトのパートナーの体験を改善し、財務および運営プロセスを合理化するという。
翻訳:山口晶子
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:Microsoft, EY Expand Blockchain Platform for Gaming Rights to Include Payments