GMOインターネットグループの傘下で暗号資産取引事業を運営するGMOコインが、暗号資産の積み立て購入サービスを開始した。
GMOコインは12月17日、「つみたて暗号資産」サービスの開始を発表。毎月決まった日に、決まった金額の暗号資産(仮想通貨)を自動で購入できる。最低1000円から積み立て購入が可能だ。
積み立て購入ができる暗号資産は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)。
サービス拡充に動く国内取引所
北米の一部の機関投資家や企業がビットコインに対する投資を強化する一方、決済大手のペイパル(PayPal)は今年、暗号資産の取引サービスを開始した。これを背景に、ビットコインを中心とする暗号資産の価格は、上昇トレンドを強めている。
日本においても、20代や30代の若い投資家を中心に暗号資産への関心が高まり、新たに取引口座を開設する動きが見られている。今後、国内市場では暗号資産取引所が個人投資家に対するサービスをさらに強化する動きが予想される。
LINEのグループ会社で暗号資産とブロックチェーン事業を行うLVCは今年、ユーザーが暗号資産を取引所に貸し出して、貸借料を取得できるサービスを開始している。
ビットコインの価格は16日(米東部時間)、初めて2万ドルを超え、史上最高値を更新した。
編集:佐藤茂
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