北米のファンド、リップルを売却──ビットワイズに続きグレイスケールも

北米の暗号資産運用会社がリップル(XRP)のポジションを清算する動きが相次いでいる。

グレイスケール・インベストメンツは1月5日、グレイスケール・デジタル・ラージキャップ・ファンド(Grayscale Digital Large Cap Fund)のリップルのポジションを清算すると発表。同ファンドは今後、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)で組成されることになる。

昨年末には同じく暗号資産の運用会社のビットワイズ(Bitwise)が、自社の暗号資産インデックスファンドから930万ドル(約9億6000万円)相当のリップルを清算したと発表している。

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グレイスケールは現在もリップルのみで組成されるリップル・トラスト(XRP Trust)を運用しているが、同社法務ディレクターのクレイグ・サルム(Craig Salm)氏によると、12月23日に同ファンドへの新規申し込みを停止したという。

「同トラストの投資家には引き続き、年次報告書、監査済みの財務諸表、税務情報を提供するとともに、毎日午後4時のNAV(Net Asset Value:純資産総額)の算出、および他の関連する機能を引き続き提供します」とサルム氏は述べた。

翻訳:coindesk JAPAN編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:グレイスケール・インベストメンツのマネージング・ディレクター、マイケル・ソンネンシャイン(Michael Sonnenshein)氏
原文:Grayscale Drops XRP From Large Cap Crypto Fund Following Ripple SEC Suit