暗号資産の資産運用を手がけるスイスのFiCAS AGが、スイス取引所(SIX)に上場している暗号資産の上場取引型金融商品(ETP)を同国内に限らず、EU全域で販売するための認可を取得した。
認可の対象となるは「15 FiCAS Active Crypto ETP(BTCA)」と呼ばれる、昨年7月にスイス証券取引所のSIXに上場された取引商品(ETP=Exchange Traded Productの略)。
FiCASが7日に発表した内容によると、EU全域における個人投資家と機関投資家は、同上場商品を銀行やブローカーなどを通じて購入(投資)することが可能になる。
この上場取引商品は、ビットコイン(BTC)を中心に、イーサリアム(ETH)やビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)などの暗号資産の取引を通じて利益を稼ぐ投資商品。FiCASによると、同商品の資産残高は6日現在、500万ドル(約5億1800万円)を超えている。
翻訳:coindesk JAPAN
編集:佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:FiCAS’ Actively Managed Crypto ETP Gets Green Light for European Expansion