ビットコインが「投資の神様」と言われる米著名投資家からバッシングを浴びた。
ウォーレン・バフェット(Warren Buffet)氏は2019年5月4日(現地時間)、同氏が率いるバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)の株主総会で、ビットコインを支持しないとコメントした。
「ギャンブル装置にすぎない。多くの不正なものがつながっていて、時に消失する。何も生産していない」とバフェット氏。「何もせず、ただ存在するだけ。まるで海の中の貝のようだ。私にとっては投資対象ではない」と続けた。
バフェット氏は当日着ていたジャケットのボタンを指差して、それを1,000ドル(約11万円)相当のトークンだと話したと、CNBCが報じた。
「この小さなトークンを1,000ドルで譲る。私がこれを1日で2,000ドルにできるだろうか。ボタンはただ一つの使い道がある。非常に限られた使い道だ」とバフェットは述べた。
バフェット氏は以前、ブロックチェーンは独創的だが、ビットコインは妄想だと発言した。また、同氏は昨年、ビットコインは非生産的な資産であり、「殺鼠剤の2乗のようなもの」と呼んだ。
同総会で、ブロックチェーン技術に関与したことがあるかと尋ねられると、バフェット氏は、「ブロックチェーンにおけるビッグ・リーダーになるような人間ではない」と答えた。
翻訳:CoinDesk Japan
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Warren Buffet image via Shutterstock
原文:Buffet Calls Bitcoin a ‘Gambling Device’