長期保有者、ビットコイン供給量の15%を蓄積──価格上昇を後押し
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長期保有者がビットコインを貯め込み、同暗号資産の供給量の15%近くを吸い上げている。相場に影響を与えていると見られている。
データサイトのグラスノード(Glassnode)によると、「蓄積アドレス」が保有するビットコインは2月2日、285万1608ビットコインとなり、3年半ぶりの高水準に上昇した。総供給量1861万8081ビットコインの15.32%に相当するという。3カ月前は14%を下回っていた。
蓄積アドレス:少なくとも2回のビットコインの購入経験があり、かつ使用経験のないアドレス。
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出典:Glassnode
蓄積アドレスの残高は前年比22%増、この1週間だけで8万ビットコインも増加した。
ビットコインの長期保有は、機関投資家の参入による売り手側の流動性不足を生み、最近の価格上昇を後押ししている。
他のオンチェーンデータもまた、強気トレンドを裏付けている。例えば、取引所のビットコイン残高は減少を続けており、市場の流動性は低下してきている。取引所のビットコイン残高は2月1日、234万9040ビットコインと2年半ぶりの低水準まで下落した。
ビットコインは2日に6%上昇。過去最高値の4万1962ドルを記録した1月8日からの下方圧力が弱まり、上昇モメンタムが勢いづいたかっこうだ。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Holders Have Now Stashed Away 15% of Circulating Supply