香港の暗号資産(仮想通貨)規則案は、トレーダーを非合法プラットフォームに追い込む恐れがあると業界団体のグローバル・デジタル・ファイナンス(GDF:Global Digital Finance)が警告している。
香港の金融サービス・財務局(FSTB:Financial Services and the Treasury Bureau)は昨年11月、新しい枠組みでは、すべての暗号資産取引所を香港証券先物委員会(SFC:Securities and Futures Commission)の監督下に置き、取引をプロ投資家のみに限定すると述べていた。
オーケーコイン(OKCoin)、ビットメックス(BitMEX)、コインベースなどの業界を代表する企業が参加するGDFは、新しい規制が導入されれば、個人投資家を無認可のピア・ツー・ピア・プラットフォームに追い込むことになると主張。さらに、この規制は、代替の取引手段を求める個人投資家の金融リスクを高めることになると述べた。
「暗号資産取引をプロ投資家だけに制限することは、個人投資家が暗号資産を売買できるシンガポールやイギリス、アメリカのような地域と異なっている」と、GDFアドバイザリー委員会のマルコム・ライト(Malcolm Wright)委員長は、香港の英字新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post )」の2月15日の記事で語った。
|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
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|原文:Industry Group Says Hong Kong’s Proposed Crypto Rules Could Drive Traders Underground